RGVガンマ VJ23大修理記

3台目ガンマ修理記です。
最終型は96年発売と同時に生産終了した貴重品です。75度Vツインの新設計エンジンでした。96年に国内全メーカーは2スト(250cc以上)の生産・販売を終了しました。もう12年も前の事です。国内最後の発売だけあってセル付です。実際はレースにキックは不要なため付けなかったとか。(セルなら簡単に外せますから)モデルもSP(スポーツプロダクション)仕様のみ。乾式クラッチクロスミッションで、馬力規制のため国内向けは40psに。輸出向けは60ps程度だったようです。大事に乗ろうと思っていたら、07年、焼き付を起こして、ピストンが砕け散る悲惨な事になりました。まあ、砕けたせいで後輪ロックなんてことにならなかったんで転倒もせず無事でした。バイク屋いわく「生きてて良かったね」。中古のエンジンに乗せ変えたほうが安いよ、と言われましたが、息子が意地で「新品で直してくれ」と。(実際は探したけどVJ23は無かった)小物は除いても、ピストン×2、右シリンダ×1、クランクシャフト・コンロッドアッセン全交換でした。修理費で買えたかなぐらいかかりました(涙)でも外装は若干小傷程度はありますが、綺麗な状態です。それもつかの間で、10月に無事だった左シリンダが焼きつき、ピストン、シリンダを再度交換する羽目になりました。早めに異変に気づいたので大事に至らずにすみました。再度慣らし運転だ~。これでエンジンは07モデルに(笑)。
こいつは販売数が少なかったのと乾式クラッチのため注目度は高いですね。シャンシャンシャンと乾式クラッチ音に信号で止まると注目の的です。きっと壊れたバイクに乗ってる可愛そうなオヤジに見えるんでしょうね。現在は息子が乗ってますが、今春には手元に戻って来そうです。あと、10年は乗りたいな。